⚽ 絶対に負けられない最終節──マンチェスター・シティ、チャンピオンズリーグ出場権を懸けてフラム戦に挑む!

フラムのマルコ・シウバ監督とマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が対峙するプレミアリーグ最終節の試合前シーン マッチプレビュー
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🗓 試合情報

  • 対戦カード:フラム vs マンチェスター・シティ
  • 日時:2025年5月26日(日)午前0時(日本時間)
  • 会場:クレイヴン・コテージ(ロンドン)
  • 主審:アンディ・マドリー

🔥 背水の陣で挑む王者──シティのチャンピオンズリーグ出場は?

2024-25シーズンのプレミアリーグ最終節。マンチェスター・シティにとって、この一戦は単なる「締めくくり」ではありません。この試合で勝ち点1以上を獲得すれば、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場が決定する、極めて重要な一戦です。

一方、対戦相手のフラムはヨーロッパ圏外が確定しており、失うものは何もない状況。今季、クレイヴン・コテージではリヴァプール、トッテナムなど強豪を撃破しており、気を抜けない相手です。


👑 シティにとって正念場:無冠の屈辱を避けるための最後のチャンス

🫐 CL出場権獲得への切実な思い

マンチェスター・シティにとって、この試合は今季を象徴する重要な意味を持ちます。ペップ・グアルディオラ監督率いるシティは今季無冠に終わっており、せめてチャンピオンズリーグ出場権だけは確保したいところです。

現在の順位は3位で、勝ち点1を獲得すればCL出場が確定します。しかし、もしアーセナルが降格済みのイプスウィッチに敗れず、なおかつシティがフラムに敗れるようなことがあれば、グアルディオラ監督にとってトップリーグ監督として16シーズン中2度目の「トップ2圏外」フィニッシュとなってしまいます(1度目は2016-17シーズンの3位)。

🔚 最終節での実績は十分

シティの最終節での実績を見ると、過去11シーズン中9回で勝利を収めており、大一番での強さを証明しています。例外となったのは2015-16シーズンのスウォンジー戦での1-1の引き分けと、2022-23シーズンのブレントフォード戦での0-1の敗戦のみです。

直近のパフォーマンスも悪くありません。FAカップ決勝でクリスタルパレスに敗れた後、ボーンマスに3-1で勝利して立て直しを見せました。ここ6試合では5勝を挙げ、失点もわずか4に抑えています。


🔥 フラムの意地:ジャイアントキリングへの執念

🏠 ホームでの強豪撃破の実績

一方のフラムも決して侮れません。今季のクレイヴン・コテージでは、リヴァプールやトッテナムといった強豪を撃破した実績があります。特筆すべきは、今季フラムが上位5チームとのホームゲームすべてで得点を記録していることです。直近のホーム8試合中7試合でも得点を挙げており、攻撃力の高さを示しています。

逆転劇のスペシャリスト

フラムの今季最大の特徴は、逆転劇の多さです。2024-25シーズン、フラムはプレミアリーグで最多となる「ハーフタイムビハインドからの逆転勝利」を5回記録しています。これは2020-21シーズンのマンチェスター・ユナイテッドと2023-24シーズンのマンチェスター・シティと並ぶプレミアリーグ記録です。

直近のブレントフォード戦でも前半ビハインドから3-2で逆転勝利を収めており、最後まで諦めない姿勢を見せています。


🆚 圧倒的な対戦成績の差:17連勝の重み

⭕️ 史上最長の一方的連勝記録

しかし、両チームの過去の対戦成績を見ると、シティの圧倒的優位は明らかです。シティは全大会を通じてフラムに17連勝中で、これはイングランドのリーグクラブ同士の対戦において史上最長の連勝記録となっています。

プレミアリーグに限って見ても、フラムはシティ戦で19試合連続未勝利(3分16敗)を記録しており、直近14試合はすべて敗戦です。フラムが最後にシティに勝利したのは2009年4月、ロイ・ホジソン監督時代にエティハド・スタジアムで達成したもので、実に16年近く勝利から遠ざかっています。

🏠 ホームでも苦戦続き

ホームのクレイヴン・コテージでも状況は変わりません。プレミアリーグにおけるホームでのシティ戦16試合で1勝(5分10敗)という成績で、最後の勝利は2005年11月のクリス・コールマン監督時代の2-1勝利まで遡ります。

直近の対戦は2024年10月で、アンドレアス・ペレイラが先制点を挙げたものの、マテオ・コヴァチッチの2得点などでシティが3-2で勝利しています。

👀 注目選手とチーム戦術

🗡️ フラムの攻撃陣

フラムの攻撃の中心となるのは、2試合連続ゴールと好調なラウル・ヒメネスです。今季プレミアリーグで12得点を記録していますが、そのすべてが「先制点(9点)」または「同点ゴール(3点)」として記録されており、チームにとって極めて重要な得点を量産しています。

ヒメネスはプレミアリーグで3試合連続ゴールを決めるのは通算3回目を目指しており、過去は2019年11月と2024年9月に達成済みです。

前線では、ハリー・ウィルソン、スミス・ロウ、アレックス・イウォビが攻撃的な役割を担い、中盤にはサシャ・ルキッチとサンダー・ベルゲが先発予定です。

📝 シティの布陣と戦術

シティは中盤の支配力を保っており、ローテーションをしてもパフォーマンスの質が落ちにくいのが強みです。ただし、マテオ・コヴァチッチがボーンマス戦の退場により出場停止となっているため、中盤の構成に変更が予想されます。

今季限りで退団するケヴィン・デ・ブライネがベルナルド・シウバ、オマル・マルムシュと共に前目のポジションを担う予定。ニコ・ゴンザレスがイルカイ・ギュンドアンとともに中盤で起用される可能性があります。

📈 特筆すべき記録と統計

🥇フラムの記録的な数字

フラムには今季注目すべき記録があります。フラムは1シーズンに途中出場選手による最多得点記録(17得点)を更新しました。この17得点によってチームにもたらした勝ち点は17で、今季リーグ最多となっています。

また、フラムは直近3勝の後、いずれも連敗しているという興味深いジンクスがあります。直近2試合のホームゲームでは先制点を挙げながらも連敗中で、ホーム3連敗以上は2021年3月〜5月以来となる可能性があります。

📚 シティの課題

シティにとって気になるのは、ハーランドの復帰後の不調です。5週間の負傷離脱から復帰後、合計シュートは枠内2本、xG(期待値)は0.40と低調な数字が続いています。ただし、ハーランドの不調時にチームはむしろ良いパフォーマンスを見せていたため、必ずしもマイナス要因とは言えません。


🗒️ 欠場者情報と予想スタメン

🏥 フラムの欠場者

フラムはロドリゴ・ムニス(アキレス腱負傷で今季復帰絶望)、ハリソン・リード、リース・ネルソン、ティモシー・カスターニュが欠場予定です。トム・ケアニーはホーム最終戦の可能性があるものの、先発は見込まれていません。

🏥 シティの欠場者

シティはマテオ・コヴァチッチの出場停止に加え、ジョン・ストーンズが引き続き欠場、オスカル・ボブとナタン・アケの出場も疑問視されています。グアルディオラ監督は一部メンバーをローテーションする可能性がありますが、チームの中核は変わらない見込みです。

📝 まとめ:CL出場を賭けた最後の戦い

2025年5月26日午前0時(日本時間)にキックオフされるフラム対マンチェスター・シティは、シティのチャンピオンズリーグ出場権を賭けた重要な一戦です。

過去17連勝という圧倒的な対戦成績を誇るシティが有利なのは間違いありませんが、ホームでの強豪撃破実績を持つフラムの意地も侮れません。特に今季5回のハーフタイムビハインドからの逆転勝利を記録しているフラムにとって、最後まで諦めない姿勢が鍵となるでしょう。

シティは勝ち点1があればCL出場が確定するため、比較的余裕を持って臨めますが、今季無冠という屈辱を味わった中で、来季のヨーロッパ最高峰の舞台への切符だけは確実に手にしたいところです。

両チーム得点の可能性が高く、スリリングな展開が予想される今季最後の大一番。果たしてシティが順当に勝利してCL出場を決めるのか、それともフラムがジャイアントキリングを演じるのか。クレイヴン・コテージでの90分間から目が離せません。

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