⚽【マッチプレビュー】アストン・ヴィラ vs トッテナム|CL出場を懸けた大一番、勝利の女神がほほ笑むのは?

「アストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督とトッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が激突するプレミアリーグ第37節・注目の対決、ヴィラ・パークにて マッチプレビュー

2024-25シーズンのプレミアリーグもいよいよ大詰め。第37節の開幕戦として注目されたのが、アストン・ヴィラとトッテナム・ホットスパーの一戦です。CL出場権を争うヴィラと、EL決勝を見据えるスパーズ。両チームの思惑が交錯するこの対決は、勝ち点以上の価値を持つ激戦となることが予想されます。

本記事では、両クラブの現状、スタッツ、直近の対戦成績、注目選手、戦術的背景などを徹底的に掘り下げてご紹介します。


🏟️ ヴィラ・パークの主役は誰だ?|試合の基本情報

この試合はプレミアリーグ第37節の開幕試合として、ヴィラ・パークで行われます。ホームのアストン・ヴィラは現在6位。勝ち点はチェルシーと並んでおり、3位ニューカッスルとはわずか3ポイント差。残り2試合でトップ5入り=来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保するには、1戦も落とせない状況です。

※1~5位:CL、6位:EL、7位:ECL

一方のトッテナムは、リーグ戦よりも5月21日に控えるヨーロッパリーグ決勝(vsマンチェスター・ユナイテッド)に照準を合わせており、やや消化試合ムードが漂う中での一戦となります。


🟣 ホームで無類の強さを誇るヴィラ|驚異の20戦無敗継続中

🔥 最近8試合で7勝!盤石の状態で大一番に臨む

アストン・ヴィラはここ8試合で7勝1敗と、プレミアリーグ屈指の好調チームです。特に守備面の安定感が光り、5試合でクリーンシート、計3失点という堅守を披露。直近のボーンマス戦でも1-0と無失点で勝利を収めており、その強さは本物です。

🏠 ヴィラ・パークでは圧倒的存在感

ホームでの強さは圧巻の一言。直近20試合無敗(14勝6分)という記録は、1976〜77年以来の快挙。中でも注目すべきは直近7試合をすべて勝利している点で、チェルシーに2-1、ニューカッスルには4-1と強豪相手にも躊躇なく勝ち切っています。

今季ホーム戦績は勝ち点37、平均得点1.77、平均失点1.11と、攻守両面で安定した数字を残しています。


🐓 トッテナムは停滞中…EL決勝を前に難しいマネジメント

😖 公式戦24敗、直近10試合で1勝のみの大不振

一方のトッテナムは、今季すでに公式戦で24敗を喫しており、クラブ史上2番目に多い黒星数となっています。プレミアリーグにおいては、直近10試合でわずか1勝(2分7敗)。唯一の勝利は最下位サウサンプトン相手の3-1で、内容的にも決して褒められたものではありません。

🛣️ アウェイ成績が深刻な問題に

今季のスパーズはアウェイゲームでわずか5勝(2分11敗)、勝ち点17という成績。最後のアウェイ勝利は2月のイプスウィッチ戦(4-1)であり、以降は5戦未勝利(4敗1分)、13失点・4得点と散々な結果に終わっています。

また、現在リーグ戦では11試合連続で失点中であり、守備の脆さが際立ちます。


⚔️ 直接対決の行方は?|データが語る因縁の関係

🟪 ヴィラは直近2試合で大敗も、トータルでは拮抗気味

過去21試合ではヴィラが2勝3分16敗と大きく負け越していますが、近年は様相が異なります。直近5試合では3勝を挙げており、チームの成熟度が勝敗に反映されています。

ただし、直近2試合では4-0、4-1と大敗しており、心理的な面では若干の不安材料が残るかもしれません。

🐓 スパーズはヴィラ・パークに好相性

トッテナムはヴィラ・パークでの直近9試合で8勝1敗と好成績を収めており、プレミアリーグにおけるアウェイ勝利数は11。これはマンチェスター・シティの12勝に次ぐ記録で、今回もその流れを継続できるか注目されます。


👥 注目選手と布陣予想

🎯 ヴィラのキープレーヤー:オリー・ワトキンス

プレミアリーグ通算75得点を達成し、クラブ歴代最多得点者となったオリー・ワトキンス。今季ホームでは9得点を挙げており、初のホーム2桁得点達成を狙います。スパーズ戦では過去に3得点を記録しているものの、いずれもアウェイでのもの。ホームでのゴールに期待がかかります。

📋予想フォーメーション(ヴィラ)

4-2-3-1
GK:マルティネス
DF:キャッシュ、コンサ、パウ・トーレス、ディーニュ
MF:カマラ、オナナ
MF:マッギン、ロジャース、アセンシオ
FW:ワトキンス

※ティーレマンスは負傷、ラムジーは出場停止。

🔄 トッテナムは戦力難|エースのソンは温存?

スパーズはマディソン、クルゼフスキが欠場確定。さらにソン・フンミンとジョンソンもフル出場は難しいと見られています。EL決勝を控える中で主力のコンディションを重視するポステコグルー監督の采配が問われそうです。

📋予想フォーメーション(スパーズ)

4-3-3  
GK:ヴィカリオ
DF:ペドロ・ポロ、ダンソ、デイヴィス、ウドギー
MF:グレイ、サール、ビスマ
FW:ジョンソン、ソン、リシャルリソン

📊 スタッツで見る注目ポイント


項目アストン・ヴィラトッテナム
直近8試合成績7勝1敗1勝2分5敗
直近対戦成績2敗(計8失点)2勝(4-0、4-1)
主要欠場者ティーレマンス、ラムジーマディソン、クルゼフスキ
平均失点1.11(ホーム)1.64(リーグ全体)

🔮 試合展望と予想|ヴィラが押し切るか、それともトッテナムの意地か

勢い、ホームアドバンテージ、モチベーション、戦力面——あらゆる点でアストン・ヴィラが優勢です。トッテナムがすでにヨーロッパリーグ決勝を見据え、主力を温存してくることが予想される中で、ヴィラが前半から主導権を握る展開になりそうです。

ただし、トッテナムには過去の実績と“最後のアウェイ戦に強い”というデータがあります。ここ4年連続で最終アウェイ戦に勝利し、平均4得点を挙げているという事実も軽視できません。

とはいえ、20戦無敗を続けるヴィラ・パークで、現在失点が止まらないスパーズ守備陣が耐え切れるかは極めて疑問です。ワトキンスの得点やマッギンのミドルシュートなど、序盤のヴィラの圧力が得点につながれば、そのまま試合の主導権を握る可能性が高いでしょう。


📝 まとめ|CL出場を懸けた命運の一戦、ヴィラに追い風

アストン・ヴィラにとっては、ここでの勝利がCL出場を手繰り寄せるカギになります。一方のトッテナムは、EL決勝へ向けた調整試合としての意味合いが強く、主力温存が裏目に出れば完敗もあり得るでしょう。

今季のヴィラの躍進を象徴するようなホームでの勝利を飾るのか、それともスパーズが意地を見せるのか。どちらにせよ、欧州の舞台がかかった大一番にふさわしい緊張感あふれる一戦となりそうです。

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