2025年5月3日(日本時間)に開催されるプレミアリーグ注目の一戦、マンチェスター・シティ vs ウルヴス。シティのホーム、エティハド・スタジアムで繰り広げられるこの一戦は、単なる上位と中位の戦いではありません。両クラブともに現在絶好調、数々の記録が懸かった「シーズン終盤の大一番」と言っても過言ではないでしょう。
本記事では、Optaデータや選手のパフォーマンス、直近の試合状況、戦術面、両監督の手腕などから、徹底的にこの試合を読み解きます。
- 📊【データが語る】シティ優位の下馬評、しかしウルヴスの反撃条件は揃う
- 🔵【マンチェスター・シティ】王者の意地と、終盤の底力
- 🌟【注目選手】デ・ブライネ先発へ|ウルヴス戦に強すぎる男
- 🔄【不安要素】本職不在のサイドバック起用、守備に綻び
- 🐺【ウルヴス】クラブ史上2度目の快挙なるか?歴史的な7連勝へ挑戦
- 👔【名将の手腕】ヴィトール・ペレイラ体制で別チームに変貌
- 🛡️【守備面の進化】粘り強さが身についた後半戦
- 🧠【過去の対戦成績】シティの「天敵」から「カモ」へ?
- 🏥【チームニュース】両クラブの最新状況
- 🚨【意外なポイント】カードに注目|荒れる可能性も
- 🎯【試合展望】攻撃力 vs 勝負強さ、勝敗のカギを握るのは?
- ✅【まとめ】7連勝か、4連勝か。それとも…?
📊【データが語る】シティ優位の下馬評、しかしウルヴスの反撃条件は揃う
まずはOptaによる試合予測から見ていきましょう。
- マンチェスター・シティの勝利予測:66.8%
- ウルヴスの勝利予測:14.8%
- 引き分け予測:18.4%
シティにとって有利な数値が出ているのは事実ですが、今のウルヴスを「14.8%」で片付けるのは少々早計かもしれません。
🔵【マンチェスター・シティ】王者の意地と、終盤の底力
✅ 無敗継続中、4連勝でギアが上がる
シティは現在、公式戦8試合無敗(4連勝中)という好調ぶりを見せています。これは昨年10月以来の連勝記録であり、チーム状態がピークに向かっていることを示しています。
さらにプレミアリーグでも、**直近6試合で14ポイントを獲得(4勝2分)**と圧倒的な勝率を維持。前節のアストン・ヴィラ戦では、94分にマテウス・ヌネスが劇的な決勝点を挙げ、土壇場で勝ち点3を掴み取りました。
⚠️ 連覇消滅、それでも戦う理由がある
FA杯準決勝でノッティンガム・フォレストに2-0で勝利したものの、同日にリヴァプールがプレミアリーグ首位を確定。これによりシティのリーグ3連覇は正式に潰えました。
しかし、彼らにはまだ3位浮上という現実的な目標があり、さらに来季CLを手中に収めるためにも、1試合1試合が「決勝戦」となります。
🌟【注目選手】デ・ブライネ先発へ|ウルヴス戦に強すぎる男
満を持してケヴィン・デ・ブライネが先発復帰の見込みです。FA杯ではベンチスタートでしたが、このウルヴス戦では満を持しての出場が期待されます。
そして、彼のウルヴス戦通算成績は9試合で5得点5アシスト。プレミアでウルヴスをもっとも得意とする選手の1人であり、中盤の支配力と前線へのラストパスで一気に試合を動かす存在です。
🔄【不安要素】本職不在のサイドバック起用、守備に綻び
シティは現在、ロドリ、ストーンズ、アケ、ハーランドら主力が欠場中。
サイドバックには本来中盤のマテウス・ヌネスとニコ・オライリーを起用。攻撃参加では高い貢献(得点・アシスト)を見せる一方で、守備対応の遅れやポジショニングの甘さが指摘されています。
この隙を、ウルヴスの鋭いカウンターが突けるかが試合の鍵となりそうです。
🐺【ウルヴス】クラブ史上2度目の快挙なるか?歴史的な7連勝へ挑戦
✅ リーグ戦6連勝中!今季リーグ最長タイに並ぶ快進撃
ウルヴスは現在、プレミアリーグ6連勝中。これは今シーズンのリーグ最長記録タイであり、クラブの勢いを示すには十分なデータです。
そして、もしシティ戦で勝利すれば1945-46シーズン以来、79年ぶりの7連勝という歴史的快挙に到達することになります。
🔥 決定力爆発!ラーセンとクーニャが絶好調
ノルウェー人FWのヨルゲン・ストランド・ラーセンは、直近6試合で6得点(うち4試合は決勝点)という驚異的なパフォーマンスを継続中。前節のレスター戦でも先制点を挙げ、3-0の快勝に貢献しました。
さらに、マテウス・クーニャは同試合で1得点2アシスト。今季の通算成績は15得点6アシスト=21ゴール関与で、これはクラブの歴代記録でもラウル・ヒメネス(2019-20:17得点6アシスト)に次ぐ記録となります。
👔【名将の手腕】ヴィトール・ペレイラ体制で別チームに変貌
ペレイラ監督就任時、ウルヴスはリーグ19位(勝ち点9/16試合)と降格圏に沈んでいました。しかし、現在は12位に浮上し、降格圏からは勝ち点20の差を付けています。
その改善幅を数字で見ると…
- 1試合あたりの勝ち点:0.5 → 1.77
- 1試合あたりの失点:2.5 → 1.1
と劇的な変化を遂げています。シティ、リヴァプール、ニューカッスル、アーセナルを除けば、ウルヴスは最も多くの勝ち点をこの期間で稼いだクラブとなっており、まさに奇跡的な復活劇を見せています。
🛡️【守備面の進化】粘り強さが身についた後半戦
シーズン前半は16試合で40失点という守備崩壊が続きましたが、ここ7試合ではわずか5失点。この変化がウルヴスを中位に押し上げた最大の要因といえます。
ただし、シーズントータルでの失点数は**61(リーグ最多タイ、降格3クラブ除く)**であり、油断は禁物です。
🧠【過去の対戦成績】シティの「天敵」から「カモ」へ?
2019-20シーズン、ウルヴスはシティにリーグ戦で2連勝を飾る快挙を見せました。しかし、それ以降は直近9試合で8敗という苦手意識が続いています。
とはいえ、前回対戦(10月)では95分にジョン・ストーンズの決勝弾で辛勝と、シティとしても簡単に勝てる相手ではなくなってきていることも確かです。
さらに、ウルヴスは現在アウェイ4連勝中と乗っており、今回も一泡吹かせる可能性は十分にあります。
🏥【チームニュース】両クラブの最新状況
🔵 マンチェスター・シティ
- 欠場濃厚:ハーランド、ロドリ、アケ、ストーンズ
- 出場微妙:オスカル・ボブ、エデルソン
※マルムーシュは今季全6得点をホームで挙げており、代役として期待がかかります。
🐺 ウルヴス
- 出場復帰:ヒチャン、ベルガルド
- 欠場継続:カライジッチ、エンソ・ゴンサレス、モスケラ
クーニャの去就も気になりますが、目の前の7連勝に全力を注ぐ姿勢が見られます。
🚨【意外なポイント】カードに注目|荒れる可能性も
ウルヴスが対戦相手に与える影響として興味深いのが「警告枚数」です。
- 直近13試合中12試合で、相手に2枚以上のイエローカード
- 対戦相手の平均警告数:2.9枚/試合
- クーニャとアイト=ヌーリが昨シーズン以降で40枚のカードを誘発
また、シティも直近9試合中7試合で2枚以上のカードを受けているため、激しいフィジカル戦が予想されます。
🎯【試合展望】攻撃力 vs 勝負強さ、勝敗のカギを握るのは?
- シティの得点力(66得点、リーグ2位)
- ウルヴスの勝負強さ(6連勝のうち4試合が1点差勝利)
- 守備の隙 vs 守備の安定
この試合は「ポゼッションと崩し」に長けたシティに対し、「守備とカウンター」が武器のウルヴスという構図。
鍵を握るのは早い時間帯の得点と、両チームのサイドの攻防になりそうです。
✅【まとめ】7連勝か、4連勝か。それとも…?
- マンチェスター・シティ:公式戦8試合無敗、リーグ6戦無敗、プレミア通算4連勝へ
- ウルヴス:6連勝中、7連勝なら79年ぶり、アウェイ4連勝中
- キープレイヤー:デ・ブライネ、ヌネス、クーニャ、ラーセン
- ペレイラ体制のウルヴスは一筋縄ではいかない
Optaの予測ではシティ優位ですが、データの裏側には「何かが起こりそうな予感」が潜んでいます。
歴史を塗り替える一戦となるのか、それとも王者が貫禄の勝利を見せるのか。キックオフの瞬間を見逃す手はありません。
📊 出典:https://theanalyst.com/eu/2025/05/man-city-vs-wolves-prediction
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